車を長持ちさせたい人必見!基本のメンテナンス術

せっかく購入した愛車を長持ちさせるには、良好な状態をキープすることが大切です。適切なメンテナンスをしておけば、自分自身の安全だけでなく、同乗者や他のドライバーの安全も確保することができます。ここでは、車を長く愛用するための基本的なメンテナンス術をいくつか紹介します。

  1. バッテリーのコンディションを保つ

自動車を長期間使用していないと、バッテリーはどんどん劣化していく一方で、やがて死んでしまいます。車庫に長時間駐車する場合は、トリクル充電器や、通常より充電量が少ないようであればバッテリーコンディショナーを使って、バッテリーの充電を保つことをおすすめします。もしバッテリーが上がってしまった場合、車をジャンプスタートさせなければならないため、バッテリーに余計な負担がかかり、エンジン制御システムやその他の重要な電子機器にダメージを与えてしまい、その結果、消耗が激しくなるという二重苦になる可能性があります。トリクル充電器なしでバッテリーをお手入れするには、可能であれば少なくとも週に1回、特に冬場はより頻繁にバッテリーを駆動するようにしてください。

  1. フィルターをこまめに交換する

自動車のオイルフィルターやエアフィルターは、使っているうちに目詰まりを起こすので、定期的に交換する必要があります。本来は、定期的な車検の一環として交換するものですが、特にエアフィルターの交換は非常に簡単な作業なので、自分でやって維持費を節約するのもいいでしょう。また、エアフィルターを洗浄することで、寿命を延ばすことができるかもしれません。

フィルターの洗浄や交換については、お使いの車の取扱説明書をよく読み、正規品・純正品のみを使用するようにしましょう。安くて低品質のコピー品を使用すると、エンジンに長期的な悪影響を及ぼす可能性があります。自動車整備について、また、自分で行うことができる作業については、Youtubeなどの動画を参考にするのがおすすめです。

  1. 思いやりをもって運転する

車は言ってしまえば機械ではありますが、それでも思いやりの心を持ってやさしく運転することは、常に実践するべきです。何も遅く運転しろというわけではなく、車がどのように作動するかを十分理解しながら運転することが思いやりの心です。そうすることで、部品の摩耗を減らし、ガソリンを長持ちさせることができます。ハンドルやギアボックス、ペダルなどをスムーズに操作することはもちろん、急ブレーキをかけないように前を見て運転することも大切です。

しかし、エンジンを完全に回転させないと、カーボンが蓄積してバルブやインテークマニホールドなどに詰まり、効率が落ちたり、ミスファイアを誘発したりする可能性があります。ですので、少なくとも数百キロに一度はエンジンをレッドラインまで回転させましょう。オイルが温まった状態で、穏やかなルートを走行するようにしてください。

また、ディーゼル車では、危険な排気汚染物質を捕集してくれるディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)の目詰まりもトラブルとなることがあります。

  1. エアコンを活用する

英語には、「Use it or lose it(使わないとダメになる)」ということわざがあります。車のエアコンはまさにこの通りで、普段から頻繁に使っていないと、どうしても冷媒ガスが漏れてしまいます。エアコンを切ったままにしておくと、ガソリン代の節約にはなるかもしれませんが、エアコンの再ガス抜き料金(たいてい1万円弱、ホームセンターなどで購入可能)がかかってしまうかもしれません。このサービスには、冬場にエアコンの吹き出し口が冷えるようにすることも含まれます。